2011年5月17日火曜日

栗東市6万5千人を突破。永住したいまちNO.1をめざして!

 栗東市が平成16年に6万人を突破してから、6年6ヶ月で65,000人を突破しました。昔は税収豊かで「教育のまち」、「福祉のまち」と言われたまちも、長引く経済不況と新幹線新駅設置にまつわる問題(結局は中止)や市たばこ税に依存した財政運営により、「天から地」...ほどではないにしろ極めて厳しい財政状況にあり、数年前から財政再構築プログラムと銘打った財政再建施策の実施により市民へのサービスは低下、それでも足りず、今年度から更なる集中改革プランを実施して行く状況の中において、「人口増加」は、勇気百倍の出来事です。
 栗東市は、昨年の市長選挙の投票率が44%、今年の県議会選挙、市議会議員選挙と立て続けに「無投票」といった状況にあり、「もはや市民は栗東に愛想つかしたか?」と思うほど。
 しかし、首長や議員の選挙は有権者の投票という行動が人物を選ぶ手段ですが、「まち」を選ぶ手段は基本的には「足による投票」と呼ばれるほど、近隣市との行政サービスの内容を比較して、住民が他市へ引っ越すなどの行動により「まち」が選ばれます。(もちろんそれだけではありませんが・・・)
 この場合、引っ越せる人はまだしも、先祖代々からこの地に住み続けている人などはそう簡単に「まち」を捨てる訳には行きません。
 私も議員の末席にいる者として、「栗東市は駄目だから隣のまちに引っ越すわ」と言われた場合、かなりショックを受けると思います。
 先祖代々、この地に住み続けている方、縁あって栗東市に定住された方、また、転勤等で栗東に住まわれている方、すべての人に、「栗東に住んで良かった」と感じてもらえることがどれほど重要なことか。
 「まちはひとなり」・・・無節操な発展は望みませんが、住民の皆さんが、「栗東市」をふるさととして誇れるまちにすることが私達の使命なのだと、65,000人を突破しての感想です。
 

2011年3月28日月曜日

岩手競馬一日も早い開催を望む


 3月27日(日)、岐阜県の笠松競馬場で第1回じゃじゃ馬ホースショーが開催された。内容は、27頭のポニーによる競馬で、ポニーの体高によってクラス分けされた馬と小学1年生から中学1年生までのちびっこジョッキーによって400m、600m、800mの距離を競い、決勝戦では金沢所属の「フラワーカンパニー(5歳)」と「辻加武斗」くんが総合優勝を果たした。
 その他、JRAの武騎手のサイン入りオグリキャップの勝負服やゼッケンのオークション等々、東日本大震災への義援金活動も併せて行われ、好天の中の一日を、大勢の人でにぎわった。
 と・・・イベントとしてはこのような状況であったが、そこに、岩手県盛岡競馬場所属の中国人である「陶 文峰(とう ぶんほう)」騎手もこの日は笠松競馬場の騎手としてイベントに参加していた。
 陶騎手は、盛岡競馬が5月中旬まで行われない事から一時的に名古屋や笠松競馬場で騎乗することとなっている。
 陶騎手には、まず、今回の災害発生に対し中国からの救援隊の派遣や特殊車両の提供など、一日本人として心から感謝している事を伝えた。陶騎手と話をしていて、岩手競馬の状況が厳しい事を知らされた。
 岩手競馬は水沢競馬場と盛岡競馬場を有するが、今回の大震災で水沢競馬場は被災。多額の改修費が見込まれる中、現在は開催不能状態。
 一方の盛岡競馬場は大きな被害は無いが、競馬開催は、被災地であるが故に開催延期状態(5月14日から開催予定)にある。しかし、競馬が開催されない事から競走馬を所有する馬主は、預託料がかさむ事もあり、西日本圏にある競馬場にどんどん移籍をすすめており、肝心の盛岡競馬が頭数不足で5月からの開催も危ぶまれている状態であるとのこと。
 また、馬がいなくなることで、仕事の無くなる厩舎従業員の生活は賃金の道を断たれ困窮を余儀なくされる。これも被災者といえるのではないか。
 「こんなときに競馬をやって・・・」と言われる方も多くいる思うが、競馬の本来の使命は、戦後瓦礫しかなかったまちの復興を競馬をはじめ競輪やボートなどの公営競技の開催により行い、その集まった資金を復興のために使ってまちが復興できたという歴史的事実がある。
 まさに、いま公営競技の出番である。被災地の復興のために支援競技を行い、資金だけでなく感動も提供して欲しい。
 陶騎手は最後に、「岩手競馬を助けて欲しい」と私に言った。
 私にできる事・・・・・とにかく行動しよう。

2011年3月13日日曜日

東北地方太平洋沖大地震に思う

 3月11日(金)、15時前、ちょうど市議会の最中に私たちの栗東市も地震があり、いつもより長い時間の揺れに、議会を中断。情報を確認しました。
 すぐさま会派控え室のテレビをつけると、東北地方のマグニチュード7.5(当時)の報道が流れており、その後、すぐに津波により漁港が被災している状況が映し出されました。
 取り敢えず、栗東市の状況が確認できたこともあり、残りの議事を審議し終了。
 
 その後は、テレビに釘付けで、今回の地震の状況が流れるにつれ胸が痛みました。
 いくら地震大国日本とはいえ、近年中に大地震の予測がされてたとはいえ、あおの津波のすごさには言葉がありませんでした。

 今日もテレビは被災地の状況を映していますが、とにかく、亡くなられた方々には、心からご冥福をお祈りするとともに、安否不明の方々の無事を祈りばかりです。

 ただ、どのチャンネルを選択しても、各社各様の報道内容に首を傾げてしまいます。
 こういった激甚災害の時には、各社横断的に、チャンネルに専門性を持たせ報道して欲しいと願います。
 たとえば、NHKが災害の状況を一元的に報道し、各社のスタッフも協力して報道する。また、別のチャンネルでは、被災者の安否情報や医療機関の情報を流す。またほかのチャンネルでは、ボランティアなどの支援体制に関する情報を流す。など、これはラジオも同じで、とにかく必要な情報を的確に伝えるために、専用のチャンネルを使い情報の伝達をしていただきたいと切に願います。

 報道機関が各々でヘリコプターを飛ばしたり、原発や災害に詳しい専門家を登場させ独自の番組を放送しても、ヘリコプター等については、救済ヘリとの接触事故も心配であり、報道するがために救済の妨げになるようなこと困る。また、各専門家が話す今後の予測等に数値的な違いや展開に幅があり、それがかえって混乱につながる恐れがあることから、報道の一本化を図って欲しいと願うのは私だけではないと思います。

 とにかく、いま、私にできることは何かを考え、対応したい。

 被災に遭われた方には、希望を無くさず、がんばって欲しいです。
 私たちにできることは、精一杯させていただきます。