2009年4月21日火曜日

中学校給食廃止 業者弁当を試食


 今年4月より当市の中学校の給食が、財政難と残食の多さを理由に廃止された。
 当会派として、廃止にあたり財政問題等を考慮するとともに、残食の多さや家庭における弁当持参の意義等も検討したが、やはり、ひとり親家庭や共働き家庭における日々の保護者負担の軽減にも配慮すべきだとして、業者弁当の導入については、これまでの給食日(週2日間)だけでなく、全日対応できるシステムにすることと、保護者も入れた運営委員会の設置を条件に本案については、賛成の立場を取った。
 新学期も始まり、当会派としてこの業者弁当がどのように運営されているのか試食も含め、20日の月曜日栗東中学校を訪問し、視察した。
 校長先生の話によると、全体でまだ2~3人程度で、弁当を持ってこない子供の中ではまだパンを買う子どもが多いことを聞かされた。
 弁当の内容については、一般の大人が食べる弁当と同じなため、見た感じも味気なく、「弁当」というウキウキ感は感じられなかった。これでは、恥ずかしさも手伝って注文する生徒はそう増えないのではないかと思う。また、価格は、子どもの弁当にはふりかけがついている分、30円高く400円であった。

 味の方は、ごく普通の弁当の味であったが、やはりもう少し、子どもたちの喜ぶような内容にできないものか?弁当のトレーもそうだし、献立も2種類くらいを選択できるようであると良いのでは?
 単に財政難だから、給食をやめた。だから保護者や本人で弁当をつくり、持参してほしい。どうしても無理な日には業者の弁当を注文できるようにするから頼んで欲しい・・・・といった、何の工夫もない配慮もない、対応であると感じた。
 どうしたら子どもたちにお昼の食事を楽しんでもらえるだろうかとか、弁当を持参できない子供たちにも、どうしたら家庭と同じようなウキウキするような弁当を与えられるのか考えてほしい。
 また、注文方法については、学校は業者選定時に対応するだけで、注文は本人と業者の直接予約であり、ここにも一定の工夫は必要ではないか。
 学校として、食育を謳うのであれば、食材の選定から、献立、衛生等々もっと関わってほしいものである。

 それと、個人的な大きな反省として、業者弁当を会派の仲間と校長室で食べさせていただいたが、やはり子供たちの中に入って、いろんな話をしながら食べるべきであったことが反省点である。
 自分の未熟さを感じた。反省!